まさか軍事面も戦略的パートナーシップ関係に含まれていたのかと・・・
この心の痛みはメディアに翻弄されてきたのか？
これによれば民主主義の旗を西側にはためかせながら、反民主主義国家と軍事的な深い関係を築いてきたウクライナ、ということになります。
どの国もそうなのでしょう。でもこれが真実なら、ただ、なんだか、、、、
ロシア・中国・ウクライナは実は仲良しの関係？
国交樹立３０周年の節目に当たる２０２２年１月には、習近平国家主席およびゼレンスキー大統領が祝電を交換しあったというのですから、
一帯一路沿線国を結ぶ国際貨物列車で（２０２０年６月湖北省武漢市からウクライナの首都キエフ市向けの定期直通列車が、２０２１年９月にはキエフ市から陝西省西安市向け直通列車がそれぞれ運行を開始しています。）ウクライナ市民が中国に退避する案はなぜ出てこないのでしょうか？
はたまたこの戦争は、真実の世界ではなく、いつの間にか私はメタバースの住人となっていたのか？
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ウクライナ紛争は中国の軍事技術へのアクセスを脅かす（和訳）
Ukraine Conflict Threatens China’s Access to Military Technology
Mar 12,2022
ロシアのウクライナ侵攻は、中国にとって近年で最も秘密めいた、しかし重要な関係の１つを脅かすことになりそうです。中国はウクライナから、成長する軍事用の技術を購入してきたのです。
ウクライナと中国の関係は、米国から高まる圧力を受けています。軍事専門家や外交官は、現在の戦争は、過去２０年にわたって中国の軍事的近代化を支援してきた貿易協定を終了させる可能性があると軍事専門家は述べています。
中国がロシアとの関係を深めていることに対するウクライナの怒りや、戦後の経済や政府に対する不確実さは、この関係を脅かす可能性があると専門家は指摘します。
モスクワのHSE大学の中国の軍事専門家であるヴァシリー・カシン氏は、「そこは常に中国の軍事技術者にとって格好の狩場です。」と述べています。「そこには多くのものがあり、それは場合によってはロシアから得るよりも容易でした。」
さらに、彼は中国のロシアへの外交支援をめぐって、”これまでの関係は完全に破壊されるだろう”とも述べています。
中国はウクライナからソ連最後の空母の１隻と戦闘機の部品を購入しました。独立系のストックホルム国際平和研究所（SIPRI）によれば、中国はウクライナから飛行機のエンジン、駆逐艦、戦車も購入しています。
アジアの軍事専門家によれば、ウクライナは以前から、ミサイルに使われる指揮統制システムやその他の技術を売っている疑いがあるといいます。また、ウクライナの技術者は中国国内で個人的に働いていました。
この仕事は、公式の関係が悪化したり困難になったとしても、継続されることが予想されると専門家は述べています。ある専門家はロイターに対し、「中国にとってウクライナでの従来の利点は、一般的にロシアよりも治安状況が流動的で、非公式に物事を進めることが可能なことだ」と述べています。
SIPRIは、中国がウクライナの軍事技術に少なくとも年間７０００万ドルから８０００万ドルを費やしてきたと推定しています。
軍事技術に関しては、ロシアは依然として中国にとって最も重要な売り手です。しかし、ウクライナは、ロシアが提供するのに時間がかかったり、提供したがらなかったりする品目を提供してきました。
SIPRIのデータでは、ロシアと中国の貿易額はもっと大きく、ロシアは中国に、より高度な航空機用エンジン、レーダー、地対空ミサイル、対艦ミサイル、対戦車ミサイルを提供してきました。
しかし、疑り深いロシアは、その大きな隣人に常に最新技術を提供してきたわけではない、と専門家は言います。例えば、中国の競争相手であるベトナムは、過去１０年間にロシアからはるかに高度な潜水艦を手に入れることができました。
中国の軍事技術者やエンジニアが購入した技術は、中国自身の設計・生産能力を成長させるのに役立っています。つまり、中国はもはやウクライナの技術を必要としていないのかもしれないのです。
「１９９０年代から２０００年代初頭にかけて、中国はウクライナの技術に非常に依存していましたが、それがどんどん減少しています」と、シーモン・ウェゼマン氏は言います。彼はSIPRIの研究者です。
「中国が狙っている技術、特に航空宇宙やミサイル関連の技術はまだあるかもしれません。」とウェゼマン氏は語っています。
もし戦争後のウクライナに米国が関与すれば、取引も難しくなる可能性があります。
すでに、米国からの圧力は影響を及ぼしています。ウクライナ政府は昨年、アメリカの懸念を受けて、中国企業による地元航空機エンジンメーカーの買収を中止することを確認しました。
Ukraine Conflict Threatens China’s Access to Military Technology
Russia's invasion of Ukraine is likely to threaten one of China’s most secretive, but important relationships in recent years. China has purchased technology for its growing military from Ukraine.
Ukraine and China’s relationship has come under increased pressure from the United States. Military experts and diplomats say the current war could end a trade agreement that has helped China modernize its military over the last 20 years.
Ukrainian anger over China’s growing ties with Russia and uncertainty over its post-war economy and government could threaten the relationship, experts say.
"It's always been a good hunting ground for Chinese military technicians,” said Chinese military expert Vasily Kashin of HSE University in Moscow. “There is a lot there, and it has been in some cases easier to get than getting it from Russia.”
He added that the “relationship as it was will be completely destroyed” over China's diplomatic support for Russia.
China purchased from Ukraine one of the Soviet Union’s last aircraft carriers and parts of a fighter jet. China has also bought airplane engines, destroyers and tanks from Ukraine, says the independent Stockholm International Peace Research Institute, or SIPRI.
Asia-based military experts say Ukraine has long been suspected of selling some command-and-control systems and other technology used in missiles. Ukrainian technicians have also worked privately inside China.
This work is expected to continue even if the official relationship worsens or becomes difficult, the experts said. "One traditional advantage for China in Ukraine is generally the security situation is more fluid than Russia, so it is possible to do things unofficially," one expert told Reuters.
SIPRI estimates that China has spent at least between $70 million to $80 million a year on military technology from Ukraine.
For military technology, Russia remains China's most important seller. But Ukraine has provided some items that Russia can be slow or unwilling to give.
SIPRI data shows a much larger Russia-China trade. Russia has provided China with more advanced engines for its airplanes, radars and surface-to-air, anti-ship and anti-tank missiles.
But a suspicious Russia has not always provided its latest technology to its large neighbor, experts say. For example, Chinese competitor Vietnam was able to get far more advanced submarines from Russia over the last decade.
The technology China's military technicians and engineers have purchased has helped grow China’s own design and production abilities. That could mean China no longer needs Ukrainian technology.
"China was very dependent on Ukrainian technology in the 1990s and early 2000s, but that has diminished more and more," said Siemon Wezeman. He is a researcher with SIPRI.
"There still may be some technology the Chinese are after, particularly aerospace and missile related,” Wezeman said.
If the United States is involved in post-war Ukraine, that could also make trading more difficult.
Already, pressure from the U.S. has had an impact. The Ukrainian government confirmed last year that it would halt the takeover of a local airplane engine maker by a Chinese company because of American concerns.
Words in This Story
advantage – adj. something that helps to make someone or something better or more likely to succeed than others
fluid – adj. used to describe something that can change easily or that changes often
radar— n. a device that sends out radio waves for finding out the position and speed of a moving object
advanced — adj. beyond the basic level
submarine — n. a ship that can operate underwater
dependent — adj. decided or controlled by something else
diminish — v. to become or to cause to become less in size, importance, etc.
中国とウクライナの戦略的パートナーシップ関係
両国は１９９２年に国交を樹立。２００１年には全面的な友好協力関係の樹立を、２０１１年には戦略的パートナーシップ関係の樹立を宣言するなど、協力関係を深化させてきた。
国交樹立３０周年の節目に当たる２０２２年１月には、習近平国家主席およびゼレンスキー大統領が祝電を交換。
習国家主席は「国交樹立後の３０年間、両国関係は一貫して健全かつ安定的な発展を保持してきた。政治的な相互信頼が深まっているほか、各分野の協力は実り多い成果を上げている。新型コロナウイルス感染症発生後も両国は連携して対応に当たってきた」と、３０年を振り返った。
両国間の貿易を中国側統計でみると、２０２１年の中国の対ウクライナ輸出額は前年比３６.８％増の９４億１,０６３万ドル、輸入額は２５.２％増の９７億５,９７２万ドルといずれも２０％を超える伸びを示し、輸出、輸入ともに過去最高となった。２０１７年から２０２１年にかけての５年間では、輸出は１.９倍、輸入は４.２倍と大きく増加している。ウクライナ側の統計では、２０２０年において、輸出入とも中国が最大の相手国となっている。
両国は２０２１年6月、インフラ建設分野での協力の深化に関する協定を締結。両国企業・金融機関による道路、橋、鉄道などの分野での積極的な協力を推進することで合意した。
２０２０年における中国のウクライナへの直接投資額（フロー）は２,１０６万ドルとなっている。中国の範先栄・駐ウクライナ大使は「（国家能源集団傘下の風力発電企業の）龍源電力によるユージヌィ風力発電プロジェクトは２０２１年に完成し稼働を開始した。（ムィコラーイウ州に）建設中の風力発電所（２０２２年末稼働予定）は、中国企業のウクライナにおける最大規模の投資プロジェクトだ」としている（新華社２０２２年１月１４日）。
