中国からの入国者に対する新検査規制
それにしても不思議でなりません。あれだけ徹底した”ゼロコロナ政策”をとってきた中国の感染者がまぜこんなに増加しているのか。
緩和政策よりも潜在的に蔓延していたことを示しているように思います。
徹底した隔離、徹底したPCR検査の実施してきた中国と、ずっと以前から緩和政策をとってきた諸外国との差は無いに等しいのが現状です。
未だコロナに振り回されている世界、いつまで続くのでしょうか?
VOAで英語を学びましょう!!
アメリカ: 中国からの旅行者に対するCOVID-19の新しい検査規則(和訳)
US: New COVID-19 Testing Rules for Travelers from China
Dec.30,2022
アメリカは、中国からのすべての渡航者に対して、COVID-19の新たな検査要件を発表しました。
この新しい規則は、中国でのパンデミック規制の緩和により、中国の人々の間で感染率が上昇していることを受けたものです。
アメリカの新たな要件は1月5日に開始される予定です。この規則は、国籍やCOVID-19の予防接種の有無にかかわらず、中国からのすべての渡航者を対象とする予定です。
新ルールでは、中国、香港、マカオから米国への渡航者は、渡航の2日前までにCOVID-19の検査を受けることが義務づけられる予定です。また、搭乗前に検査で陰性であることを証明しなければなりません。この検査は、米国市民を含む2歳以上のすべての旅行者を対象としています。
搭乗の10日以上前にCOVID-19の陽性反応が出た場合は、陰性反応の代わりに、ウイルスから回復したことを示す書類を提出することができます。
乗客がフライトに乗る前に、検査結果が陰性であることと回復したことを示す書類を確認することは、航空会社に任されています。
他の国も、中国の国境を越えて感染が広がるのを防ぐために、同様の措置をとっています。日本は、中国からの旅行者の到着時にCOVID-19検査が陰性であることを要求することにしています。マレーシアは、旅行者を追跡するための新たな措置を発表しました。
インド、イタリア、韓国、台湾も、中国からの旅行者にウイルス検査を義務付けています。
米国疾病対策予防センター(CDC)は声明で、中国の感染率上昇に対処するために最新の規則が必要であると説明しました。また、同機関は、中国は、現在国内で蔓延している変異種呼ばれるウイルスのバージョンについて、他国とのコミュニケーションをオープンにしてこなかったと言っています。
CDCは、各国が中国の状況を効果的に監視し、懸念される新しい変種が米国に侵入する可能性を減らすために、こうしたデータが重要であると述べています。
科学者の中には、中国の現在の感染増加によって、すでに広がっているものと類似しているかどうかにかかわらず、新しいCOVID-19の変種が世界に流出することを懸念する者もいます。
マシュー・ビニッカー氏は、ミネソタ州ロチェスターにあるメイヨー・クリニックのウイルス学者です。彼はAP通信に、「我々が避けたいのは、デルタやオミクロンで見たような変種が米国に入り、広まることなのです。」 と語っています。
デルタとオミクロンは、世界中で大規模な感染増加を引き起こした過去のCOVID-19の変種です。