宇宙での骨量減少
”欠損部分が永久的に回復しない!” これは驚きでした、いや衝撃でした!!
壮大な、他の星への移住計画!!
この研究結果は、私たちにそんなニューワールドにリアリティーをもたらしします。
でも、帰還しないことを前提とすれば、二足直立歩行から、他の生物形態へ変化することの方が、リアリティーがあると思いませんか?(私の行き過ぎた妄想💦)
VOAで英語を学びましょ!!
宇宙での骨量減少が永久的であることを示す新しい研究結果(和訳)
New Study Shows Bone Loss in Space Can Be Permanent
July 11, 2022
宇宙飛行士の骨量減少に関する最近の研究は、宇宙旅行が人体に与える影響について重要な情報を提供しています。
この研究は、宇宙機関が将来の宇宙飛行で宇宙飛行士に与える有害な影響を軽減するのに役立つ可能性があります。
今回の研究では、国際宇宙ステーションに滞在した17人の宇宙飛行士の骨量減少に関する新しいデータが収集されました。
対象は男性14名、女性3名の宇宙飛行士。平均年齢は47歳です。
この研究では、宇宙空間での微小重力状態、つまり非常に弱い重力によって引き起こされる骨量減少について調べました。また、地上に戻ってからどのように骨密度を回復させるかも研究しました。
宇宙飛行士のミッションは平均で約5ヵ月半でした。
地球に帰還して1年後、宇宙飛行士は足の骨である脛骨の骨密度が2.1%減少していました。また、筋力も平均して1.3%低下していました。9人は永久的な減少を経験し-宇宙飛行後に骨密度が完全に回復することはありませんでした。
カルガリー大学のリー・ガベル氏は、最近Scientific Reports誌に発表されたこの研究の主執筆者です。
ガベル氏は、この研究の新しい点は、”宇宙飛行士を宇宙旅行後1年間追跡して、骨が回復するかどうか、どのように回復するかを理解したことだ”と述べています。
ガベル氏は、宇宙飛行士達が、6ヶ月の宇宙飛行中に、地球で20年以上歳を取った人に見られるような骨量の減少を経験したを指摘しました。
これらの宇宙飛行士たちは、”地上に戻って1年後に、その損失の約半分しか回復しなかった” と、彼女は付け加えています。
骨量の減少は、地上では通常体重を支える骨が、宇宙では体重を支えないために起こります。宇宙機関は骨の減少を防ぐために、より良い運動と食事の計画を立てる必要があると、ガベル氏は説明しました。
彼女は、「宇宙飛行中は、細かい骨の構造が薄くなり、最終的には、骨の棒の一部が互いに切り離されてしまう 。」と指摘します。
その結果、"いったん宇宙飛行士が地球に戻ると、残った骨の結合は太くなって強化されますが、宇宙で切断されたものは再構築できないので、宇宙飛行士の全体の骨構造は永久に変化する"と、ガベル氏は言います。
この研究の宇宙飛行士は、過去7年間宇宙ステーションで飛行しています。その宇宙飛行士たちは、アメリカの宇宙機関NASA、カナダ宇宙庁、欧州宇宙機関、宇宙航空研究開発機構の出身者です。
宇宙旅行が人体に与える影響は、宇宙機関が新たな探査を計画する上で重要です。
NASAは宇宙飛行士を月に送り込むことを目指しており、現在そのミッションは早くて2025年に計画されています。将来的には、火星への宇宙飛行士ミッションや、月面に長期滞在する可能性もあります。
ガベル氏は、筋肉の減少、骨の減少、cardiovascular system心臓血管系への影響、さらには放射線が、宇宙飛行士にとって大きな懸念材料であると述べています。
※cardiovascular:【kɑ̀ːdiəuvǽskjulə】【形】心臓血管の
「宇宙飛行士は、gravity重力によって血液が足元に引っ張られることなく、上半身に多くの血液が溜まる体液シフトを経験します。これは、心臓血管系やvision視力に影響を与える可能性があります。」とガベル氏は説明します。
また、彼女は「放射線も宇宙飛行士にとって地球からas the further遠く離れれば離れるほど太陽の放射線にさらされ、がんのリスクが高まるため、大きな健康上の懸念となります。」とも述べています。
この研究は、より長い宇宙ミッションが、より多くの骨の損失と、後で骨を回復する可能性が低いことの両方をもたらしたことを示しました。筋肉や骨の減少を防ぐには、レジスタンストレーニングなどの機内運動が重要であることがわかりました。地上で行うのと比べてデッドリフトを多く行った宇宙飛行士は、ミッション後に骨を回復させる可能性が高いことがわかりました。
ガベル氏は、宇宙旅行が人間の健康に及ぼす影響について、特に6ヶ月以上の宇宙ミッションについては、まだ多くのことを学ばなければならないと述べています。