10年後に、宇宙はいつ作られ、動き始めたのか...そして、宇宙は今後どのように進化し続けるのか...という疑問に答えられる、史上最大のデジタルカメラが、チリ北部の澄み切った空の下に設置される準備が整ったいうVOAのニュース!! I got goosebumps!!
チリには研究用望遠鏡が数多くありますが、なるほど!地球で最も乾燥した場所のひとつであるアタカマ砂漠の上空は澄んでいるためなんですね。
World’s Largest Camera for Astronomy Reaches Chilean Mountaintop
世界最大の天文カメラがチリの山頂に到達(和訳)
宇宙科学者のために作られた史上最大のデジタルカメラが、チリ北部の澄み切った空の下に設置される準備が整いました。
このカメラは3.2ギガピクセル以上の画像を生成することができ、重量は3トン近くあります。ピクセルとは、デジタル画像の細部の最小面積のことです。
このカメラは、ベラ・C・ルービン天文台に必要な主要部品のひとつです。そのほかにも、8.4メートルの鏡を持つ望遠鏡や巨大なカメラなどがあります。この天文台は2025年に本格的な科学運用を開始する予定になっています。
この天文台はチリのコインボ地区にあるセロ・パチョンという山の頂上にあり、チリの首都サンティアゴから北に565キロ離れたアタカマ砂漠の端にあります。
地球で最も乾燥した場所のひとつであるアタカマ砂漠の上空は澄んでいるため、チリには世界の南半分で最大の研究用望遠鏡が数多くあります。
AURA(天文学研究大学協会)の最高科学責任者であるスチュアート・コーダー氏は、望遠鏡を運用するNOIRLabセンターのディレクターでもあります。
「運用に必要なものはすべて今山頂にあり、点検の準備はできていて、今年の後半に設置されることを期待しています。」と彼は言います。
オーラ(AURA)はアメリカの49の機関と海外の3つの機関からなるグループです。オーラは、全米科学財団と米国宇宙機関ナサの天文観測所の運営を支援しています。NOIRLabセンターの運営も担当しています。
NOIRLab:NSF 国立 光赤外線天文文学研究所(National Science Foundation's National Optical-Infrared Astoronomy Research Labratory)は、アメリカ連邦政府が資金を拠出する地上工学・赤外線天文ガムのための研究組織
2024年5月18日、チリのコインボ地方、セロ・パチョン地区にあるベラ・C・ルービン天文台の会場内で吊り上げられる、世界最高解像度の3,200メガピクセルのLSSTデジタル天文カメラ(Olivier Bonin/SLAC National Accelerator Laboratory/Handout via REUTERS)
このカメラは毎晩約20テラバイトのデータを生成します。このカメラは10年間空の写真を撮り続け、チリから見える空のあらゆる場所に関する膨大な情報データベースを作成します。
※1テラバイトは1,000ギガバイトに相当(とありますが私には💦)
コーダー氏は、この探査の目標のひとつは、宇宙のダークエネルギーとダークマターの性質を理解することであると言います。科学者たちによれば、これらは理論的には存在するが観測されていないエネルギーと物質の形態だということです。
コーダー氏は、ダークエネルギーとダークマターとは "それが何であるかがよくわかっていないために、われわれがつけた名前 "であると話します。
もうひとつの目的は、地球に衝突する恐れのある小惑星を探し研究すること、あるいは近くの星や惑星を探すことです。
コーダー氏は、カメラの到着は ”スタートラインに立ったと言える...本当に感動的な瞬間だった”と言っていました。
そして彼はこう付け加えました。「私たちは今、この崖っぷちに立って、10年後に、宇宙はいつ作られ、動き始めたのか...そして、宇宙は今後どのように進化し続けるのか...という疑問に答えるキャンペーンを始める準備をしているのです。」
その結果は、我々がすでに知っていることと同じようなものかもしれないが、宇宙に対する我々の理解を深める助けになるだろう、とコーダーは語りました。